つらい体験をすると人は、『立ち直る』『回復する』という言葉をよく使います。
しかし、この言葉は「元の状態に戻ることが良い状態」であるように誤解をされてしまいそうなので、
私はこの言葉を極力 使わないようにしています。
その意味では、Neimeyer氏は、喪失の当事者及び周りの人にとっても
理解しやすい言葉で的確に表現しています。
『 大きな喪失を体験すると
再び「昔の自分」には戻れません
けれど 新しい役割に見合った
自己のアイデンティティーを
努力して再構築することは可能です 』
~ Robert A. Neimeyer 『 <大切なもの>を失ったあなたに 』訳・鈴木剛子~
http://goodgrief-network.community.officelive.com/default.aspx